土地家屋調査士の試験の概要

土地家屋調査士の試験の概要 土地家屋調査士となるためには土地家屋調査士の試験に合格する事が必要です。

試験に関する概要は以下のようになっています。

受験資格

年齢:制限なし(何歳からでも受験できます。)

学歴:制限なし 特に受験に関するための条件はありません。 誰でも受験する事が可能です。

試験内容

土地家屋調査士の試験は筆記試験口述試験に分かれています。

筆記試験に合格後、口述試験を受験する事ができます。

 

~平成29年まで~

筆記試験:毎年8月下旬の日曜日に試行(平成29年は8月20日でした)

筆記試験は「午前の部」と「午後の部」に分かれています。

 

午前の部(2時間)…多肢択一問題10問、記述問題1問

午後の部(2時間30分)…多肢択一問題20問、記述問題2問

 

午前の部は主に測量に関する内容が問われます。

5肢択一の問題10問と、図面を作成する記述問題1問が出題されます。

 

午後の部は、土地家屋調査士の実務に関して必要な知識や法律が問われます。

5肢択一の問題20問と、図面と書類を作成する問題が各2問出題されます。

 

※午後の部については、測量士・測量士補、一級建築士・二級建築士のいずれかの資格を持っていれば免除されます。

 

合格者の多くが午前の部の免除を受けています。

また、いずれの資格を有していない受験生も例年5月に実施される測量士補に合格し、同年、午前の部免除で土地家屋調査士の試験に挑むというダブル受験をする事も可能です。

 

口述試験:毎年11月中旬頃に試行

口述試験は土地家屋調査士の内容に関して直接試験官から質問され答えるという試験内容です。

しかし、この口述試験で落ちたという受験生はここ数年いません。

口述試験という形をとった面接といったところでしょう。

 

~平成30年以降~

注意)平成30年以降土地家屋調査士試験の日程が変更になります!!

筆記試験:10月第3週目の日曜日(平成30年度は平成30年10月21日)を予定

口述試験:翌年1月第3週目(平成30年度は平成31年1月)を予定

※ 土地家屋調査士の試験日が平成30年以降約2カ月ズレで変更になります。

この事により測量士補と土地家屋調査士の同年ダブル合格がやり易くなると考えられます。

合格ライン

午前の部の試験…満点100点中70.0点以上

午後の部の試験…満点100点中74.5点以上

 

ただし、午前の部・午後の部それぞれ足切点が設けられています。

足切点の点数は毎年変動します。

 

平成28年度では以下のような点数で足切点が設定されていました。

午前の部の試験…多肢択一式問題については満点60点中30.0点より下、記述式問題については満点40点中32.0点より下の場合はそれだけで不合格。

午後の部の試験…多肢択一式問題については満点50点中30.0点より下、記述式問題については満点50点中31.5点より下の場合はそれだけで不合格。

 

多肢択一問題が満点であったとしても、記述問題もある一定の点数を取らないと合格できません。

土地家屋調査士試験に合格するならば、多肢択一問題、書式問題どちらも同じように勉強しなければなりません。